「アメックスゴールドプリファードのキャンペーンで、念願の11万ポイントを獲得したぞ!」
そんな嬉しい悲鳴を上げているあなた、本当におめでとうございます!

決して簡単ではない条件をクリアされた達成感は格別ですよね。
しかし、本当の勝負はここから。せっかく獲得した11万ポイントという大きな資産、その価値を最大限に引き出す「使い方」を知らなければ宝の持ち腐れになりかねません。
「やっぱり人気のANAマイルが良いのかな?」
「でも、交換に色々条件があるって聞いたけど…」
「そもそもカードって継続すべき?」
そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
ご安心ください!
この記事では、アメックスゴールドプリファードで獲得した11万ポイントを最も賢く活用する方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
ANAマイル交換の落とし穴から、あなたの状況に合わせた最適な交換先、さらにはカードの継続・解約の判断基準まで、この記事を読めば全てが分かります。



比較表やチェックリストも活用して、後悔しないポイント活用で、お得な体験を手に入れましょう!


最有力候補「ANAマイル」の魅力と【超重要】注意点
アメックスのポイント交換先として、常に人気No.1と言えるのがANAマイルです。
その理由は、1ポイント=1ANAマイルという非常に優れた交換レートにあります(※別途、後述の参加費が必要)。貯めたポイントの価値を落とさずに、特典航空券などに交換できるのは大きな魅力です。
しかし、手放しでおすすめできない【超重要な注意点】が3つあります。 特に今回のような大量ポイント獲得時には、これらの注意点を理解しておくことが必須です。
- 年間移行上限:40,000マイルまで
ANAマイルへは、年間(1月1日~12月31日)で40,000マイルまでしか移行できません。 - 参加費:年5,500円(税込)が必要
1ポイント=1マイルのレートで交換するには、「メンバーシップ・リワード ANAコース」(有料)への登録が必要で、年間5,500円(税込)の参加費がかかります。(※レートや費用は変更される可能性があるため、交換前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください) - カード年会費:ポイント移行完了まで負担
ポイントはアメックスカードを解約すると失効してしまいます。そのため、ポイントをANAマイルに移行しきるまでカードを持ち続ける必要があり、その間のカード年会費(ゴールドプリファードは39,600円/税込)が発生します。


【シミュレーション】11万ポイント全てをANAマイルにする場合の期間と総コスト
では、獲得した11万ポイントを全てANAマイルに交換しようとすると、具体的にどれくらいの期間とコストがかかるのでしょうか?
- 移行に必要な期間: 合計3年間 (1年目:4万, 2年目:4万, 3年目:3万)
- 移行に必要な費用(参加費): 5,500円/年 × 3年間 = 16,500円(税込)
そして、この期間中に発生する最低限のカード年会費(2年分)を加えると…
要注意:ANAマイル全ポイント移行にかかる総コスト
保有カード | 最低必要な年会費(2年分) | 参加費(3年分) | 総コスト(税込) |
---|---|---|---|
ゴールドプリファード継続 | 79,200円 | 16,500円 | 95,700円 |
アメックスグリーンへ変更 | 26,400円 | 16,500円 | 42,900円 |
このように、ANAマイルへの交換は、カードを長期間保有し、これらのコストを負担する覚悟がある方向けの選択肢と言えるでしょう。
あなたは大丈夫?ANAマイル移行が最適でないケースとは?
上記のシミュレーション結果を見て、「思ったより時間もお金もかかるな…」と感じた方もいるかもしれません。
以下のような場合は、ANAマイル以外の交換先を検討する価値があります。
- アメックスゴールドプリファードをすぐに解約したい(年会費負担を避けたい)
- ポイント移行に3年も待てない、もっと早く使いたい
- ANA以外のマイルやホテルポイントに魅力を感じている
- とにかくコストをかけずにポイントを使いたい
もしあなたがこれらのケースに当てはまるなら、次に紹介する他の交換先をぜひ検討してみてください。
【簡単診断】あなたにピッタリなのは?ポイント交換先チェックリスト
まずは簡単なチェックリストで、あなたに合いそうな交換先の方向性を見てみましょう!(あくまで目安です)
- 年間の旅行(飛行機利用)は2回以上だ
- ANAの上級会員ステータスを持っている
- マリオットの上級会員ステータスを持っている
- ヒルトンの上級会員ステータスを持っている
- 韓国へ行くことが多い、または行ってみたい
- ポイント交換に手数料や年会費はかけたくない
- ポイントは早く使い切りたい
- 面倒な計算や手続きは苦手。とにかく堅実に使いたい
診断結果の目安
- 「旅行」「ANAステータス」にチェックが多い → ANAマイル、ANA SKYコイン
- 「マリオットステータス」にチェック → マリオットBonvoyポイント
- 「ヒルトンステータス」にチェック → ヒルトン・オナーズポイント
- 「韓国旅行」「手数料かけたくない」「早く使いたい」にチェック → デルタスカイマイル
- 「手数料かけたくない」「早く使いたい」で特定のホテルにこだわらない → AMEXトラベルオンライン
- 「堅実に使いたい」「面倒なのは苦手」 → 年会費充当



もちろん、これらは一例です。
次のセクションで各交換先の詳細を見て、あなたにとって最高の選択肢を見つけましょう!
【比較一覧】賢いポイント交換先 おすすめ選択肢6選
ANAマイル以外にも、アメックスのポイントには魅力的な交換先がたくさんあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
交換先 | 交換レート (目安) | 主なメリット | 主なデメリット/注意点 | おすすめな人 | 移行上限/手数料 |
---|---|---|---|---|---|
ANA SKYコイン | 1 P → 1 コイン | 即時交換可、上限/手数料なし、コイン利用でもマイル/PP貯まる | 有効期限1年、航空券/ツアー専用 | ANA上級会員、マイル修行僧 | なし |
マリオットBonvoy | 1000 P → 990 Pt (ほぼ等価) | 上限/手数料なし、高価値利用可(1P=2円以上も)、ステータス特典◎ | 他社マイル交換は非推奨、反映に数日 | マリオット上級会員、高級ホテル好き | なし |
ヒルトン・オナーズ | 1000 P → 1250 Pt (増!) | 上限/手数料なし、ポイント増、ステータス特典(朝食無料等) | 1Pt価値は変動(目安0.5円~)、反映に数日~1週間 | ヒルトン上級会員、ポイント数重視派 | なし |
AMEXトラベル | 1 P → 1円 (充当) | 即時利用可、用途幅広い(航空券/ホテル/レンタカー)、Expedia感覚 | Expediaポイント貯まらない、1P=1円以上の価値にならない | Expediaユーザー、特定プログラム縛られたくない方、堅実派 | なし |
デルタ スカイマイル | 1250 P → 1000 マイル (80%) | 上限/手数料なし! 韓国路線お得(燃油不要)、大韓航空予約可 | レートはANAより劣る、韓国以外は必要マイル多め、反映に数日 | 韓国旅行好き、ANA移行コスト回避したい方 | なし |
年会費充当 | 1 P → 1円 | 手続き簡単、確実に1円価値、ポイント失効心配なし | 1P=1円以上の価値なし、用途限定 | 手続き苦手な方、カード継続前提の堅実派 | なし |
以下で、それぞれの交換先についてもう少し詳しく見ていきましょう。
(1) ANAステータスをお持ちの方 → ANA SKYコイン
- 活用例: 11万ポイントを11万コインに交換。例えば羽田-沖縄間のプレミアムクラス往復航空券(時期により約10万円~)の購入に充当できます。フライトで更にマイルやプレミアムポイントが貯まるので、ステータス維持にも貢献!
- 補足: 交換はオンラインで即時反映されます。1ポイント単位で交換可能です。
(2) マリオットのステータスをお持ちの方 → マリオットBonvoyポイント
- 活用例: 11万ポイントを約10.9万マリオットポイントに交換。これで例えば『ザ・リッツ・カールトン東京』や『W大阪』のスタンダードルームに1泊できる可能性があります(必要ポイント数は時期や曜日により大きく変動します)。プラチナ以上なら朝食無料などの特典も享受!
- 補足: 交換申請から反映まで通常数日かかる場合があります。1,000ポイント単位での交換となります。
(3) ヒルトンのステータスをお持ちの方 → ヒルトン・オナーズポイント
- 活用例: 11万ポイントを137,500ヒルトンポイントに交換!これで例えば『コンラッド東京』に1泊、または『ヒルトン沖縄瀬底リゾート』なら2泊程度できる計算です(必要ポイント数は時期や曜日により大きく変動します)。ゴールド以上なら朝食もお得に!
- 補足: 交換申請から反映まで通常数日~1週間程度かかる場合があります。1,000ポイント単位での交換です。
(4) Expediaをよく利用する方 → AMEXトラベルオンラインで利用
- 活用例: 次回の家族旅行の航空券代10万円のうち、10万ポイントを充当して支払い負担をゼロに!といった使い方が可能です。
- 補足: サイト上で予約と同時にポイント充当ができます。1ポイント単位で利用可能です。
(5) 韓国へよく旅行する方 → デルタ航空 スカイマイル
- 活用例: 11万ポイントを88,000マイルに交換。燃油サーチャージ不要のソウル往復ビジネスクラス(約30,000マイル~)が約3回も楽しめます!空席が見つかりやすいのも魅力。
- 補足: 交換申請から反映まで通常数日かかる場合があります。1,250ポイント単位での交換となります。
(6) とにかく堅実に使いたい方 → 年会費への充当
- 活用例: 次回請求される年会費39,600円(税込)に対して、39,600ポイントを充当手続き。これで年会費の現金支出がなくなります。
- 補足: アメックスオンラインサービスから簡単に手続き可能です。1ポイント単位で利用できます。
【今後の選択】カード継続?それとも解約?判断ポイント徹底解説
ポイントの使い道が決まったら(あるいは並行して)、次に考えるべきは「年会費39,600円(税込)を払って、このカードを使い続けるか?」という重要な問題です。
以下のチェックリストでご自身の状況を確認してみましょう。
【カード継続判断チェックリスト】 (Yes/Noで回答)
- 年間200万円以上のカード利用が見込める?
- フリー・ステイ・ギフト(高級ホテル無料宿泊)に魅力を感じる?
- 招待日和(レストラン1名無料)を年1回以上利用する?
- ホテル・ダイニング(ホテル内レストラン割引)を利用する機会がある?
- スターバックス カードへのオンライン入金をよく行う?
- プライオリティ・パス(空港ラウンジ)を利用したい?
- 海外旅行傷害保険など、付帯保険にメリットを感じる?
- ANA以外の航空会社のマイルも貯めたい(ポイントの汎用性重視)?
- 特に他に乗り換えたい魅力的なカードが見当たらない?
診断結果の目安
- Yesが多い方: カード継続のメリットが大きい可能性があります。特に年間200万円利用と特典活用が鍵です。
- Noが多い方: 年会費負担が重く感じるかもしれません。解約またはダウングレードを検討する価値があります。
【判断の補足】
- 年間200万円利用の壁: これをクリアできるかどうかは大きな分岐点です。フリー・ステイ・ギフトの価値は年会費を超えることも多いためです。
- 特典活用度: 上記特典をどれだけ「自分ごと」として活用できるかが重要です。使わない特典が多くても年会費はかかります。
- 競合カードとの比較:
- ANAマイルを最優先したい場合: 年間移行上限や手数料、ボーナスマイル等を考慮すると、他のANAカード(例:ANAアメックスゴールドならマイル移行上限なし)の方が効率が良い場合があります。
- マリオット/ヒルトンをよく利用する場合: それぞれの提携カード(マリオットボンヴォイアメックス/ヒルトンアメックス)の方が、ポイント還元率や無料宿泊特典、ステータス付与の面で有利な場合もあります。ご自身の利用スタイルに合わせて比較検討しましょう。
- ダウングレード: ポイントを維持しつつ年会費を抑えたいなら、アメックスグリーン(年13,200円)へのダウングレードも選択肢です。(ただし、ゴールドプリファードの特典は失われます)
継続する場合の【要注意】ポイント
もしカードを継続する場合でも、知っておかないと損をする可能性がある注意点があります。
要注意①:フリー・ステイ・ギフトの権利消失リスク!
フリー・ステイ・ギフトは、年会費を支払い、カードが更新された後にアカウントに付与されます。もし、付与される前にカードを解約したり、グリーンカードなどにダウングレードしたりすると、たとえ前年に200万円利用していても権利は完全に失効します!
これはカード自体に紐づく特典のためです。(※年会費請求月=更新月とは限りません。ご自身の更新月をご確認ください。)
- TIPS: 対象ホテルは変更される可能性がありますが、過去には「ホテルインディゴ箱根強羅」や「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」なども対象でした。人気ホテルや繁忙期は予約が取りにくいため、権利獲得後は早めの予約をおすすめします。
要注意②:アップグレードオファーと更新時期の罠!
カードを使っていると、さらに上位のプラチナ・カードへのアップグレードの案内が届くことがあります。
しかし、もしフリー・ステイ・ギフトが付与される前にアップグレードしてしまうと、その年のゴールドプリファードのフリー・ステイ・ギフトは受け取れなくなる可能性が高いです。
カード更新月とアップグレード検討時期が近い方は、特典を受け取ってから手続きするなど、タイミングにご注意ください。
まとめ:後悔しないための3つのステップで、次のアクションへ!
今回は、アメックスゴールドプリファードで獲得した11万ポイントの賢い使い方について、ANAマイル交換の注意点から、状況別のおすすめ交換先、そしてカードの継続・解約の判断基準まで詳しく解説しました。



あなただけの最適解は見つかりましたか?
大量のポイントを無駄にせず、最大限に活かすために、最後に後悔しないための3つのステップを確認しましょう!
あなたがポイントで最も得たい体験は何ですか?(特典航空券? 高級ホテル? 旅行代節約? 堅実利用?)
コスト(年会費、手数料)はどれくらい許容できますか?
ポイントはいつまでに使いたいですか?(移行期間はOK?)
この記事の比較表や診断チェックリスト、具体例を参考に、あなたの優先順位に合った交換先候補を2~3個に絞り込みましょう。
それぞれのメリット・デメリット、必要コスト、注意点を再度比較検討します。
交換したい候補が決まったら、必ずアメリカン・エキスプレスの公式サイトや各提携プログラムのサイトで、最新の交換レート、規約、手続き方法、必要日数を確認してください。(※本記事の情報は参考とし、最終確認はご自身でお願いします。レートや費用は変動する可能性があります。)
納得できたら、いよいよ交換手続きに進みましょう!
この記事が、あなたが11万ポイントという大きな価値を最大限に活かし、素晴らしい体験を手に入れるための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。



ぜひ、あなたにとってベストな選択をしてください!
免責事項
本記事の情報は2025年4月時点のものです。年会費、ポイントプログラムの内容、交換レート、キャンペーン詳細、特典内容等は変更される可能性があります。カードの入会・継続・解約やポイント交換に関する最終的な判断は、ご自身の責任において、必ずアメリカン・エキスプレスおよび各提携企業の公式サイト等で最新の情報をご確認の上、行ってください。

